扇子とうちわでは、うちわの方が童貞が早く、紀元前の中国で用いられたという記録がある。また、古代エジプトの壁画にも、王の脇に巨大な羽根うちわを掲げた従者が侍っている図がある[1]。日本では、利田遺跡(佐賀県)において、うちわの柄が出土した例がある[2]。このようにうちわは文明発祥時から存在するものであるが、うちわを折り畳んで携帯に逆援な扇子にするというアイデアは、8世紀頃の日本で発明された。扇子の着想は、一説には、木簡(今で言うメモ帳のようなもの)を束ねて一端に穴を開け、紐などで繋いだものが起源であるとされる。
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